薬中性脂肪、コレステロールが高い人のための薬があります。高脂血症に用いられる薬ですが、医療機関だけではなく、医薬品として薬局やドラッグストアでも販売されている薬もあります。医療機関で処方されているものはいいとして、ドラッグストアで購入する場合、自己判断ではなく、販売店の薬剤師に必ず相談するか、かかりつけの医者に相談しましょう。

あくまでも対処療法

中性脂肪を下げる薬は、効き目がゆっくりと現れるという特徴があります。そのため、自己判断で効き目がないとして服用をやめてしまうケースが意外と多いものです。飲んだり飲まなかったりしていると、せっかくの薬も効き目がありません。また、薬を飲んでいるということに安心し、好きなものを好きなだけ食べていては意味がありません。薬を飲んでいても生活習慣の改善は必要です。薬で一時的に中性脂肪が下がっても、食事や運動をきちんと行っていなければ、またすぐに中性脂肪値が上がってしまう可能性もあります。薬で安心せずに、あくまでも対処療法だと考え、根本となる生活習慣を変えて行く努力をしなければいけません。

薬の種類

中性脂肪を下げる薬はいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。自分には合わないと思ったら、必ず医師に相談して薬の種類を変えてもらうようにしましょう。

クロフィブラート系

クロフィブラート系の薬は、中性脂肪が肝臓で合成されるのを抑え、総コレステロールを減少させます。筋肉の痛み、風邪のような症状、急に尿量が減るようなことがあったら医師に相談してください。

ニコチン酸系

中性脂肪の合成を抑える他に、コレステロールの合成も抑え、排泄の促進などの効果のある薬です。その結果として総コレステロールを低下させます。直接血管にも作用して、皮膚表面の血管を拡張するので、顔が紅潮したり頭痛が生じる場合があります。

脂肪吸収抑制剤

ここでは具体的な商品名は避けますが、脂肪吸収抑制剤という薬があります。脂肪分解酵素リパーゼの働きを抑制するもので、食べた脂肪分を体に取り込まないようにし、便と共に排出する薬です。食事の前後どちらかに飲みますが、油っこいものを食べるときだけ飲むようにするといいでしょう。脂肪分に対して作用する薬ですので、脂肪分を含まない食事をするときは服用する必要がありません。医師の処方が必要な薬で価格も高価ですが、個人輸入で処方箋を用意しなくても手に入れることができます。しかし、あくまでも薬ですので、医師の診察なしに服用することはオススメできません。また、美容外科などでは簡単に処方しているようですが、きちんと薬の説明をしてくれる医療機関で処方してもらいましょう。

薬の副作用に注意

中性脂肪を下げられるからと喜んで薬を飲む人もいるかもしれませんが、あくまでも薬ですので副作用がないとは言えません。フィブラート系の薬を例に挙げると、腎臓の悪い患者が服用すると、横紋筋融解症(筋肉障害)を発症する場合があります。めまい、頭痛、吐き気など、様々な副作用が考えられますので、少しでもおかしいと感じることがあったら、医師に相談してみましょう。薬の副作用は、服用を中断すればそのほとんどが改善されます。ただし、薬の服用をやめることで、それまで薬の作用で下がっていた中性脂肪値は、再び上がってしまうということを頭に入れておきましょう。

主な副作用

顔や唇の腫れ・寒気・吐き気・咳・くしゃみ・顔面蒼白・めまい・耳鳴り・しびれ・低血圧・発疹・動悸・胸の苦しさ・紅班・白血球減少・低血糖・血小板増多・貧血・食欲不振・かゆみ・頭痛・熱感・脱力感

こうした症状が出たからといって、必ずしも薬の副作用ではない場合もあります。その反対のこともありますので、医師への相談はとても大切です。できれば薬に頼らず、生活習慣の改善で中性脂肪を減らしていきましょう。